実際の色決めの注意点
色見本と実際の塗装には塗装箇所大きさや自然光により見え方が変わります。
この点もふまえた色決めが必要となります。
ポイント1:天候・時間帯で見え方が変わる
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外壁塗装に使用される塗料には様々な種類があり、光の加減によって色調が異なります。
たとえば、晴れた日には外壁が鮮やかに映え、曇りや悪天候の際には暗く見えてしまいます。
また、夕方になると外壁の色合いがオレンジ色によりに変化して見えます。
サンプルでは理想の色であった場合でも、実際にパターンの違う環境で太陽光に当ててみた場合、これらの自然現象の影響を受ける事からイメージとの差が起きてしまいます。
色以外にツヤの度合いでも違いに差が出ます。
理想の色への対策として、事前に複数のパターンを用意し、様々な状況下での見え方を比較検討することが重要です。
朝、昼、夜と太陽光の当たり方を確認することで、予期せぬ色の変化を防ぎ、最終的な選択に安心感を持つことができます。
ポイント2:面積効果
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同じ色でも、面積の大きさによって
面積効果とは同じ色でも、面積が大きくなるにつれて彩度があがって見え,同時に明度も高くなって色の見え方が変わる現象のことです。
同じ色でも明るい色の場合、小さな面積と大きな面積とで比べると、面積が大きい場合にはより明るく、鮮やかに見えます。
反対に暗い色は、小さな面積と大きな面積とで比べると、面積が大きい場合には暗く、濃く見えるのです。
広範囲の塗装となる為、明るい色を選ぶ際にはワントーン暗めを、
暗い色を選ぶ際にはワントーン明るめを選ぶことが選び方のポイントとなります。
今回紹介した点をふまえ、色の選び方とコツを参考にして、自然色を選び周囲との調和のとれた外壁塗装をしてみてはいかがでしょうか。