外壁材によって適切なメンテナンスサイクルや仕様塗料も異なります。ご自宅の外壁材の種類と特徴を把握しておくことで、将来の修繕やリフォームの計画を立てる事が出来ます。

窯業系サイディングが約8割を占めるというデータもあり、窯業系サイディングである可能性が高いのですが、適切なメンテナンスや修繕を行う上で正確な外壁材の特定は不可欠です。

それでは、各外壁材の特徴を詳しく見ていきましょう。

【外壁材の種類と特徴】

■窯業系サイディング

特徴: 外壁材を貼り合わせて作られ、目地が生じる。

一般的なサイズは「455×3030mm」で、目地が等間隔に配置される。

日本の住宅でよく使用されている。

メンテナンス: 定期的な塗装が必要。

塗料の選定に注意が必要。

■モルタル

特徴: 左官で塗り付けられ、目地がない。

吹き付けによる仕上げ塗装が施され、凹凸がある。

メンテナンス: 塗装の補修が必要。古い住宅によく見られる。

■金属系サイディング

特徴: 金属製でデザインのバリエーションが豊富。

目地はあまり目立たないが、外壁を板状に貼り付けるため生じる。

メンテナンス: 塗装が剥がれると錆びるため、定期的な塗装が必要。

■ALCパネル

特徴: 板状の外壁材で、窯業系サイディングに似た目地が生じる。

厚みがあり、窓やドアが内側に下がる場合がある。

メンテナンス: 窯業系サイディングと同様、定期的な塗装が必要。

■本物のタイル

特徴: 固く独特の質感があり、タイルとタイルの間はモルタルで埋められる。

メンテナンス: タイルの補修や清掃が必要。

外壁材の種類によって、メンテナンスの方法や頻度が異なるため、正確な外壁材の特定が重要です。外壁材の種類や特徴を把握し、適切なメンテナンスを行うことで、住宅の美観や耐久性を保つことができます。